『 PINK LADY FOREVER 』 【はじめに】
これは、コンサートといえばピンク・フロイドとELPくらいしか見たことないやつが、わざわざ会社サボって滋賀のびわ湖ホールまで、往復1200キロを高速飛ばし、0泊3日でピンク・レディー・メモリアル・コンサートを見に行ったアホな行動の記録である。
あまりにもばかばかしいので書くのもためらわれるが、初めて見たアイドル(と呼んでもまだいいだろうな)のコンサートだし、オレにとっては貴重な体験となったので、なんらかの形でこれを残しておきたいと思い、久しぶりの「言いたい放題」となったものである。
【そもそもの発端】
オレも若い頃はピンク・レディーが好きだった。とは言ってもレコードを買ってまで聴くほどでもなかったので、シングル、LPは1枚も買わなかった。あの頃は毎日のようにテレビの歌番組に出ていたので、レコードなど買わなくてもいくらでも曲を聴くことができたということもあるが、まあその程度の好きさ加減だったのである。
解散してからは、さすがにテレビで見ることができなくなってしまったので、それからしばらくしてやっとLPベスト盤を買った。
だから、オレが持っているピンク・レディーはLP,CDのベスト盤それぞれ1枚づつだけである。
これはどういうことかというと、まあ、好きだがとてもコンサート行ってまで見るほど好きではないということで、今回、2年前に期間限定で復活コンサートを始めたというのをスポーツ新聞で見た時も「ふ〜ん」てなもんで、あまり興味を示すこともなかったのである。
そのうちに、そんなコンサートをまだやってるなどというのも忘れてしまっていた2005年のある日、民放の「スーパーテレビ」という番組で『ピンク・レディー、47歳の挑戦』などというのを見てしまったのである。
これを見ていたら、二十数年前よりもはるかにかっこいいピンク・レディーがそこにおり、なんか妙に感動してしまったのである。
そして、それよりもオレの心を打ったのは、それを見に来ているファンの異常な盛り上がりかたであった。どう見ても40代であろうと思われるおっさんやおばさんがピンク・レディー風の衣装を着て、振りをまねて、熱狂しているのである。感激人間のオレは、こういうのを見るとえらく感動してしまうのである。
なんかそれで、ものすごく気になってしまったオレは、PCを買って始めてヤフー検索に「ピンク・レディー」という文字を入力してみたのである。それで、これまで足掛け3年80数ヶ所回ってきたコンサートも残りあとひと月10数ヶ所で終わりになるらしいことがわかった。さらに調べていくと、おお! GWにウチの近くでもやるではないか!!
ということで、朝早く出かけ当日券で5月5日の宇都宮公演を見ることができたのであるが、それでもまあ1回見ればいいかな、って感じで昼の部しか見なかったのだが、あまりにもよかったので「ああ、やっぱり昼夜2回見ればよかった」と、ここで早くも後悔してしまうのである。
それからというものは、もう毎日のようにコンサートの日程表などを眺めながら、あとは最終の国際フォーラムだな。でもここで当日券買うのはそうとうむずかしそうだな。オークションはえらい値段付いてるし、安いのは詐欺かも知れないし、第一オレはオークションなどには参戦したことないので、そのルールみたいなものもよくわからないし、なにやら登録も必要のようなので、こりゃだめだな、なんてやっていたのである。
それ以外で一番近いところは仙台なので、ここも狙っていたのだが、なんとも休めずついにあきらめてしまったのであります。
【ついに琵琶湖へ・・・狂気の沙汰か】
あとはもう関西方面しか残ってないのか・・・・・と落胆していた5月19日の木曜日。翌日金曜日の仕事はさほど忙しくないというのがわかった。これなら1人休んでも大丈夫だろうと勝手に決め込み、前日になって急遽びわ湖ホール参戦を決定してしまう。
まず、主催者にTELして当日券が出るかどうか確認しようとしたが「本日は定休日となっております」というアナウンス。う〜ん、こりゃ困った。最悪ダフ屋から買ってでも・・・と、なにはともあれ出発。駐車場にも車置けるかどうかわからないので、リポD1本飲んで、ちょい早めに夜10時に家を出る。
夜の高速道路はトラックがめちゃくちゃ多い。もし、ピンク・フロイドが来日したとしたら、あの機材を積んだトラックが50台もここを走るのか。いや、日本のトラックはあんなに大きくないから7〜80台くらいになっちゃうかもしれないな。これじゃそれだけで「ま、日本はいいか」ってなっちゃうよなあ。鬱ツアーの時もかなり規模縮小していたからなあ。。。なあ〜んてつまらんこと考えながら快調に走る。
何度か小休止しながら、6時前には大津ICから一番近い草津PAに着いたので、ここで車の中で仮眠する。これではゆっくり寝られそうもないが、これでいいのである。いい環境でぐっすり寝てしまうと起きられないからね。
9時半ころ起きて、大津ICを出てびわ湖ホールの駐車場に入る。さすがに平日のこの時間では駐車場もガラガラである。
10時過ぎたのでびわ湖ホールのチケット売り場に行き、そこにいたおねーさんに「今日のピンク・レディー・コンサートのチケットは当日券出ますか?」と聞いたところ「あ、そのへんはよくわからないんですが、主催者さんのほうに問い合わせてみます」と言ってくれた。ふつうだったら「そういうことは主催者側が来てからでないとわかりません」と言われてもしかたのないところだが、実にいいねーちゃんである。今日は天気も良いし、いいコンサート日和になりそうである。
しばらくしてから「当日券若干あるようですので、1時から売り出すようです」との返事をもらう。やれやれ、これで一安心である。
駐車場まで戻りまた少し寝る。
当日券は何枚あるかわからないし、何人並ぶかわからないので12時に売り場に行ったらすでに2人並んでいたが、その後はあまり集まらず、売り出し開始時点で並んだのは5,6人であった。駐車場も12時過ぎてもガラガラだったし、これなら家で少し寝て朝早く出てくれば十分間に合ったな、という気もしたが、そこまではわからないからなあ。
ということで、昼夜2回分のチケットをゲット。ここは客席が4階まであるのだが、例によって当日券は一階の一番後ろの機材の横である。ここの通常の客席数は1848席であるらしい。
チケットもなんとか買えて安心したらなんか急にハラが減ってきた。そういえば昨夜家を出てからなんかまともにめし食ってないので、近くに食堂でもないかとそのへんウロウロしていたら軽食喫茶みたいのがあったので、ここでヤキソバなどを食べる。
2時30分開場、3時開演なので、2時に会場に行ったらかなりの客が集まっていた。コスプレオカマは駐車場やホールのすみで着がえたりしているが、コスプレ女子はトイレで着替えているとみえて、女子トイレには長蛇の列ができていた。
そろそろ入り口の前に並び始めた客を眺めてみると、10代と思われる男女はあまりいない。やはり30〜40代が圧倒的に多い。
自分でPLコスプレするまでの勇気はないと見えて、子供にピンク・レディーのかっこうさせているかあちゃんもけっこういた。こういうのを見ると実に微笑ましくなってしまう。
【開演前から全員総立ち】
さてさて、やっと開場になって中に入ると、グッズ売り場はいきなり黒山の人だかりになった。前回、宇都宮で見た時は帰りにパンフレットくらい買おうと思ったのだが、やはり人がいっぱいで近寄ることもできず、ま、みんないなくなったら、なんて余裕でかまえていたら、そのうち「夜の部の準備がありますので」なんつって追い出されてしまい買えなかったので、ここではなんとか買いたかったのだが、とりあえずいったんはあきらめる。
オレの客席は一階の一番後ろだが、その後ろがちょい高くなっていて、そこはもう二階席らしいので、なんか一階席の真ん中よりちょい後ろといった感じである。昼夜ともにこの機材の近くであった。
オレのところは機材配置で椅子が一部取り払われふたつだけ残った席である。となりに座った30代と思われる男子は大阪から来たといっていたが、夜の部の当日券は四階席だと言われたので買わなかったらしい。この男子は、さきほど当日券売り場にいたオレを見て、ダフ屋かと思ったと言っていた。そういえば、3年前のロジャーのコンサートの時もオレのこと「ダフ屋かと思った」なんてウラBBS(おお、なつかしい)に書いていた人もいたなあ。
ま、オレの場合、どこへ行くのにもいつもラフなかっこうなので、知らない人はまさかこんなおっさんまでが客だとは思わないんでしょうな、はは。
え〜、ということで、コンサート自体はやはり平日ということもあり、昼より夜のほうが盛り上がったので、ここからはおもに夜の部のことを書いていきたいと思う。
さすがに平日は昼よりも夜のほうが客足も早く、開演前にほぼ満席状態。夜の席は昼の部より1列前になった5人がけのところ。右横は東京から来たという40代と思われる男子。左は30代と思われる女子2人で、あまり派手なかっこうではないが、頭に羽根飾りなどを付けてちょっとだけPLしていた。
そのうち東京40代が、バッグから光るスティックを取り出し「これで応援してください」と周りの客に配り始めた。オレは「いやいいです」と言ってもらわなかったのだが、となりの女子2名がうれしそうに振り回しているのを見て「あれえ〜、やっぱオレももらえばよかったなあ〜」なんて思ってしまう。
東京40代に「これって、モーニング娘のコンサートなんかでもみんな振ってるやつですよね」と言ったところ「いやあ、あのへん見たことないので知りませんが」という返事。う〜む、ピンク・レディの後楽園球場解散コンサートには行ったらしいが、モー娘などには振り向きもしないという筋金入りのPLファンのようである。聞けば今回も各地追っかけを1人でやっているらしい。テレビで放送された解散コンサートをビデオ録画したくて、給料11万の時に17万のビデオデッキを買ったなんてことも言っていた。まあ、オレも『ポンペイ』見たくてビデオデッキ買ったくちだが、なんか完全に負けてるな。
さて、そうこうしているうちにうしろのほうからなにやら歓声が上がりはじめた。何事かと振り向くと、元PL親衛隊だったと思われる例のPLなりきりコスプレオカマ集団の入場である。すでにすっかり有名人、人気者になってしまったコスプレオカマの登場に客席は沸きかえり、やんやの喝采、拍手の嵐を送る。
開演間近になりBGM(PLの「百発百中」という曲らしい)が流れ出すと、最前列に陣取ったコスプレオカマ軍団が客席のほうを向いて、客をあおりながら踊り出すものだから、他の客も総立ちで踊り出してしまう。いや、さすがに全員ではないのだが、前の方からだんだん立っていくものだから、見えなくなり結局全員総立ちみたくなってしまうんですな。
まだ幕もあがらないうちから全員総立ちで盛り上がってしまうコンサートなんてそうめったにあるもんじゃなかろう。今回のコンサ−トをかなりの部分で盛り上げているこのコスプレオカマは、コンサートになくてはならない存在のようになってしまってるようである。
【いよいよ開演】
「ピンク・レディー・メモリアルコンサート Vol.3 / LAST TOUR “Unforgettable Final Ovation”」(長いっ!)と銘打たれたライブは「サウスポー」で華々しく幕を開けた。すでに開演前から総立ち状態の観客はそのまんまで、さらにボルテージを上げてコンサートに突入。この入り方、なかなかいいですなあ。いつぞやのフロイド来日公演とさほど変わらない年齢層なのに、この盛り上がり方の違いは何?なんて思ってしまった。
衣裳は7〜8回は変えていたので、どの曲でどんな衣裳だったなんてのは全然覚えてないが、最初は緑っぽいのを着ていたような気がした。
オープニングの「サウスポー」次の「ウォンテッド」、ともにフルコーラスやらないが、50近くなるとやはり全曲フルコーラスは無理なんでしょうな。とくに文句を言う客もなく、みんな最初からホント〜〜にうれしそうに踊っているので、もうそれ見ているだけでおじさんもうれしくなってしまう。
それにしても、このピンク・レディーの若々しさは一体どうしたわけか。一階席の後ろのほうで見ていたんではとても47歳には見えない。さらに、20年以上も前にテレビで見ていた時よりもカッコよくなっているではないか。う〜む、恐ろしい・・・・・
最初の2曲終わったところで、ピンク・レディーのあいさつとトーク。今回のコンサートでは3〜4曲やるごとにトークをはさんでいたが、やはりこれでちょっと休まないと疲れちゃうんでしょうな。トークショーもなかなか面白かった。とくにケイちゃんがハジケてましたねえ。トーク内容は毎回ほぼ同じだが、昼夜でちょい違うネタもやっていた。
3曲目は英語の知らない曲。つまらん。次は「うたかた」の英語バージョンだが、これは大好きな曲なので、ちゃんと日本語でフルコーラスやってほしかったぞ。ま、次の「キス・イン・ザ・ダーク」のあとがアメリカ進出ネタのトークだったので、英語でやったものと思われるが。
6曲目は「カルメン77」だったが、イントロ聞いた時はみんな「UFO」だと思ったのではないか? ここからは怒涛のPLヒット曲の嵐。とくに9曲目「カメレオン・アーミー」でのコスプレオカマの過激な踊りは圧巻で、ケイちゃんに「私たちより激しく踊らないでよ」と言われる始末。この「カメレオン・アーミー」は踊りがキツイらしく、今回のメモリアル・コンサートでも最初はやっていなかったのだが、ファンからの要望がかなりあったとみえて、Vol.3からセットリストに加えられたらしい。オレもこの曲は大好きで、とくに「♪そろそろ来る〜(カメレオン)」の時の踊りにはハァハァしてしまうのである。ピンク・レディーのライブで「カメアミ」やらないなんてのは、「ナム」をやらないピンク・フロイドのライブのようなもんだからな。
ピンク・フロイドは、音と光でファンを魅了してきたが、ピンク・レディーは、歌と踊りでファンを熱狂させてしまうのである。
【中盤戦】
それにしても、みんなよく踊っている。こういうコンサートは後ろのほうが絶対いいですね。みんなの動きを見ていると本当に楽しくなってしまう。当然オレの両脇の東京40代男子と地元30代女子コンビも踊りっぱなし。こうなるともう、オレだけ座ってるというわけにはいかんのですな。すぐななめ前のほうでは、どうみても50代と思われるご夫婦まで踊っているし。
となりの30代女子は、光るスティックを振る時、どうもオレに遠慮して小さく振っているようだったので「目立つようにもっと大きく振りなよ」って言ったら、本当にうれしそうにブン回しておりました。
まあ欲を言えば、最前列にコスプレオカマが3組ほどしかいなかったことかな。あちこちにも散らばっていたのをまとめればもっと面白かったんだけどねえ。しかし、中にはなんのかっこうだかわからない女子コスプレヤーも多数おり、そういうのが3人並んでいたりすると「あらチョット、そこはキャンディーズ?」などとミーちゃんに言われてしまうのである。
あと、二階の張り出し席で踊っていた40代のコスプレ主婦コンビは、PL2人によるコスプレヤー品定めコーナーの時に注目され、スポット・ライトを浴びておりました。とにかくこういうのがパラパラとあちこちにいっぱいいた。
そうこうしているうちにも曲はどんどん進んでいき、12曲目の「DO YOUR BEST」ではピンク・レディーの振り付け指導も。だが、ミーちゃんのななめ前あたりに陣取っていたのは、おばさんよりもおばあさんに近い集団だったので、ミーちゃんもちと指導が大変だった模様。
14、15曲目は知らないバラード曲だったので、客席を抜け出しグッズ売り場にいってパンフとウチワを買ったりする。しかし、一服するところはない・・・・・
「OH!」もバラード風の曲だが、これは唯一「お、ちょっといいかも」と思ってしまう曲。最後の「♪OH〜OH〜OH〜〜」のところがライブで聴くとちょい感動ものかな。こういう曲の時はさすがにみんな座っているので、おじさんもやっと座れてやれやれといったところである。
次の3曲がまたまた知らない英語の曲なので、このまま座っていたかったのだが、ちょっとノリのいい曲になるとすぐにみんな立ちあがってしまうので、いやホントに忙しいのであります。
ところで、ミー、ケイともにソロ曲を出しているのだが、今回はそういうのや、90年代に一時的に復活した時出した、出来の悪い曲などはやらなかったのは良かったですね。
20曲目、オレの大好きな「マンデー・モナリザ・クラブ」では曲の途中でバンド・メンバーの紹介などもあり、このコンサートもそろそろ終盤にさしかかったことを思わせる。
【 Unforgettable Final Ovation 】
ラスト前3曲は海の歌三部作(?)である。まずは「渚のシンドバッド」であるが、ここでも知らない人のために、イントロの振り付け指導。やはりこの曲はライブではよりいっそう盛り上がるとみえて、フルコーラスやってたような気がした。次の「波乗りパイレ−ツ」はオレ的にはちょっと一休みの曲。
そして、次が「待ってました!」の「ピンク・タイフーン」。最初の手拍子に思わず「キタキタキタキターー!!」と叫んで飛び上がってしまうくらい大好きな曲なのでありますね。これは実にライブ映えのする曲で、ここでの大盛り上がりにおじさんはアドレナリン大量分泌しながら舞い上がってしまう。 ただ残念なことにフルコーラスやってくれなかったのがなんとも惜しい。でも、この曲を最後のほうでやってくれたのは良かったかな、うん。
このあとあいさつがあり、プログラム上最後の曲である「ペッパー警部」でいったんステージの終了となる。
客の「アン、コ〜ル!アン、コ〜ル!」の大声援で再びステージに照明が戻ると、さらなる大歓声の中、ステージ上部から円形スクリーンがゆっくりと降りてくる。う〜ん、このあたりはピンク・フロイド対ツアーのアンコールの時と同じではないか。そう思ったらあの11年前の感動が再び甦り、ちょい胸が熱くなってしまった。
アンコールは「UFO」。これはもうお約束のようなもんですな。
そしてラストは「星から来た二人」。最後のアカペラが終わり、暗くなった照明が再びついた時は、もう2人の姿は消えていた。
やがて、円形スクリーンに「いつもここにいるよ」という文字が現れると、誰もいなくなったステージに向けて最後の拍手が送られ、その文字も消えるとともに2時間20分にわたるメモリアル・コンサートの幕が静かに閉じられた。
【 PINK LADY FOREVER 】
この、びわ湖ホールでのコンサートは5月20日だったのだが、翌21日には大阪厚生年金会館でも行われた。ここまで来たついでにこちらも見たかったのだが「そりゃちょっと、余興が過ぎるかな、じゃすまねえべ」という声も聞こえてきそうな気もしたので、泣く泣くあきめた。これが金土じゃなく、土日だったらよかったんだがなあ。
しかし、これはなんというか、あのスーパーテレビが今年じゃなくて、2年前に放送されていたらどうだったであろうか。そして、それを見ていたら、きっと2年前からコンサートに行っていたに違いない。そしたら、多分90%くらいの確率で会社クビになっていたかも知れん。
と、そこまで考えちゃうくらい素晴らしいステージだったし、ピンク・レディーのパワーと観客のハイテンションぶりが本当にすさまじいコンサートだった。これだけ幅広い年齢層の客を集め、熱狂させてしまうアーティストって他にはいないのではなかろうか。
何年かあとに是非また復活してほしいものである。
出口がひとつしかない駐車場はえらく混雑しており、出るまでに20分ほどかかったが、その間ずっとこのまま帰るか、明日は大阪まで行っちゃうか考えていた。それは駐車場を出て名神高速・大津ICまで続いていたが、分岐点ではやはり京都方面には曲がれず、名古屋方面にハンドルを切ってしまうのであった・・・・・
【セットリスト】
01.サウスポー ・・・・・ま、無難なオープニング・ナンバーか。
02.ウォンテッド ・・・・・この曲の時のコスプレ女子が一番多かったような。
03.I Want to Give My Everything ・・・・・知らない英語曲。
04.Strangers When We Kiss ・・・・・これは「うたかた」でフルコーラスやってほしかった。
05.KISS IN THE DARK ・・・・・英語曲ではこれが一番好き。
06.カルメン’77 ・・・・・コンサートもこのへんからエンジン全開。
07.S・O・S ・・・・・ミーちゃんの踊りが全盛期よりも激しい。
08.透明人間 ・・・・・う〜ん、当時のスケスケの衣裳を思い出してしまった。
09.カメレオン・アーミー ・・・・・人気曲。要望に応えたフルコーラス・バージョン。
10.モンスター ・・・・・これもオレの大好きな曲。最初の「♪モンスタァ〜〜」が最高〜。
11.世界英雄史 ・・・・・こりゃ失敗作ですな。
12.DO YOUR BEST ・・・・・当時もこのあたりは全然記憶にない。
13.ジパング ・・・・・人気凋落を決定づけた曲ですな。
14.Show Me the Way to Love ・・・・・知らない&つまらない英語曲。
15.ミラノ・ローズ ・・・・・たいくつな曲だったので、英語だったか日本語だったかも覚えていない。
16.OH! ・・・・・バラード系で唯一聴ける曲。
17.Give Me Your Love ・・・・・知らない英語曲。
18.Dancing in the Halls of Love ・・・・・同上。
19.Love Countdown ・・・・・同上。このへんでバック・ダンサーの紹介をしていた。
20.マンデー・モナリザ・クラブ ・・・・・人気下降線になってからでは一番好きな曲。
21.渚のシンドバッド ・・・・・やはりこの曲での客のノリは最高〜。
22.波乗りパイレーツ ・・・・・これはイマイチですな。
23.ピンク・タイフーン ・・・・・「キターー!!イイワァ」と思わず叫んでしまうオレの一番好きな曲。
24.ペッパー警部 ・・・・・最後はフルコーラスでやってくれました。
〜アンコール〜
25.UFO ・・・・・人気曲だがオレ的にはイマイチ。当時の衣裳もあまり好きじゃなかった。
26.星から来た二人 ・・・・・初めて聞いた曲だが、なかなかよかった。
2005,05,25
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