
Pink Floyd (1987-)
ロジャー・ウォーターズ主体のアルバム「ファイナル・カット」を発表後、ウォーターズはピンク・フロイドを脱退しバンドの解散を主張するが、デヴィッド・ギルモアとニック・メイソンはこれに反対し、バンドの存続を主張したため、両者の対立が激化した。
ギルモア主導のフロイドに対し、ウォーターズは訴訟を起こし、結果的に両者は和解はするものの、この遺恨は長く続くこととなる。
2005年7月2日、アフリカ貧困撲滅のチャリテイ・イベントにウォーターズを加えた4人フロイドによる演奏が実現し、全世界に放映された。演奏終了後の4人が肩を組んだ姿に思わず感激し、涙が出てきた。
このページに掲載している4枚のアルバムについては、2005年に紙ジャケットで発売されたが、すべてCDと同時に発売されていたLPの復刻であり、特に「P・U・L・S・E」については、LP4枚組を再現しており(ただし、CDは2枚となっている)、LP盤のレコードラベルが8枚付属している等、細かい部分に凝っている。それよりもCDの時代にLPが並行して発売されていた事も驚きである。
「鬱」 A Momentary Lapse Of Reason |
1987 |
|
 |
|
1.Signs Of Life(4:24)
2.Learning To Fly(4:54)
3.The Dogs Of War(6:10)
4.One Slip(5:05)
5.On The Turning Away(5:42)
6.Yet Another Movie/ Round And Around(7:28)
7.A New Machine Part 1(1:47)
8.Terminal Frost(6:17)
9.A New Machine Part 2(0:39)
10.Sorrow(8:48)
|
|
L「デイヴ・ギルモア主導により再始動した、ニック・メイソンと二人だけのフロイドですね。(リック・ライトはこの時点ではゲスト参加)。」
P「2人になってしまったけど、ギルモアのギターがあればフロイドは成立するというのを証明したアルバム。異論反論あろうかと思いますが私は大好きです。」
L「まあ、リック・ライトのキーボードが『ボワ〜ン』と流れ、ギルモアのメロウなギター・サウンドが聞こえてくれば、もう『フロイド・サウンド』ですからねぇ。」
|
「光:パーフェクト・ライヴ」 Delicate Sound Of Thunder |
1988 |
|
 |
|
1-1.Shine On You Crazy Diamond(11:53)
1-2.Learning To Fly(5:27)
1-3.Yet Another Movie(6:21)
1-4.Round And Around(0:34)
1-5.Sorrow(9:28)
1-6.The Dogs Of War(7:19)
1-7.On The Turning Away(7:59)
2-1.One Of These Days(6:15)
2-2.Time(5:17)
2-3.Wish You Were Here(4:49)
2-4.Us & Them(7:22)
2-5.Money(9:52)
2-6.Another Brick In The Wall (Part II)(5:29)
2-7.Comfortably Numb(8:57)
2-8.Run Like Hell(7:12)
|
|
L「どうも、3人フロイドになってから、ライブ等を見てると、サポート・メンバーが多すぎませんかぁ。」
P「まあ、彼らも歳ですからねぇ。体力的な問題もあるんでしょうねぇ。」
L「わはは、で、このアルバムについてはいかがでしょうか。」
P「フロイド初のフル・スケールのライブ・アルバムですね。ギルモアがフロイドを続けてくれたことを素直に喜びたい。『コムフォタブリー・ナム』は感動!」
|
「対」 The Division Bell |
1994 |
|
 |
|
1.Cluster One(5:58)
2.What Do You Want From Me(4:22)
3.Poles Apart(7:04)
4.Marooned(5:29)
5.A Great Day For Freedom(4:18)
6.Wearing The Inside Out(6:49)
7.Take It Back(6:13)
8.Coming Back To Life(6:19)
9.Keep Talking(6:11)
10.Lost For Words(5:15)
11.High Hopes(8:33)
|
|
L「結局、ギルモアのギター・サウンドはフロイド・サウンドなのですね。」
P「名ばかりのプログレは道を開ける、王道を突き進むフロイド健在を示したアルバム。この重さと気だるさがたまらない。」
L「おお、PINKさん、絶好調ですね。個人的は最後の曲「HIGH HOPES」が気に入ってます。物悲しい曲です…。」
|
 |
|
1-1.Shine On You Crazy Diamond(13:34)
1-2.Astronomy Domine(4:21)
1-3.What Do You Want From Me(4:09)
1-4.Learning To Fly(5:16)
1-5.Keep Talking(6:53)
1-6.Coming Back To Life(6:56)
1-7.Hey You(4:39)
1-8.A Great Day For Freedom(4:31)
1-9.Sorrow(10:49)
1-10.High Hopes(7:52)
1-11.Another Brick In The Wall (Part Two)(7:08)
2-1.The Dark Side Of The Moon
>1.Speak To Me(2:29) / 2.Breathe(2:34) / 3.On The Run(3:48) / 4.Time(6:47)
>5.The Great Gig In The Sky(5:52) / 6.Money(8:54) / 7.Us And Them(6:58)
>8.Any Colour You Like(3:21) / 9.Brain Damage(3:46) / 10.Eclipse(2:37)
2-11.Wish You Were Here{Waters/Gilmour}(6:35)
2-12.Comfortably Numb{Gilmour/Waters}(9:30)
2-13.Run Like Hell{Gilmour/Waters}(8:36)
|
|
L「これは、同名のビデオ(LD)を見ると、フロイドのコンサートのスケールの大きさが良くわかりますね。でも、サポート・メンバーが多いのが気になりますが。」
P「そっ、それは、言わないで・・・。でも、これは、CDもいいが、絶対映像で見ていただきたい。『買って見たけどつまらなかったぞ〜』と、いう人は送料込みで私が引き取ります。」
L「大丈夫ですか?そんなこと言って?全国から送られてきますよ(笑)。」
P「げっ!」
L「でも、本当は見る価値のあるビデオですし、『驚異』という邦題で2006年にDVD化されましたね。」
|