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Emerson, Lake & Palmer
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The Nice and Solo
Pink Floyd
Bob James Others
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各アルバムのレビューはPINKさんからいただいた原稿をもとに「私ことLuckyman(以下L)」と「PINKさん(以下P)」の対談風にアレンジしています。内容は原稿をいただいた当時(2000年頃)のものに最近の情報等を踏まえて加筆・修正した部分もあります。(2014年5月) |
「夜明けの口笛吹き」 Piper At The Gates Of Dawn | 1967 |
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L「確か、LPのときは『サイケデリックの新鋭』という邦題がついていたような気がしますが・・・。」
P「これは、もしかしたら人によっては一番重要なアルバムかもしれませんが、私はあまり聴いていないですね。」 L「私なんぞは、持ってもいませんよ。PINKさん、どうなんでしょう。」 P「『天の支配』や『星空のドライブ』あたりはいいんですが、あとは、どうも面白くないです。」 L「う〜ん、そんなもんですかね。」 P「まあ、そんなもんでしょう。」 |
「神秘」 A Saucerful Of Secrets | 1968 |
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L「このアルバムも私は持っていませんので、PINKさんお願いします。」
P「私の好みで言わせていただければ『夜明けの口笛吹き』よりも、はるかにこちらのほうが好きです。ただ、これも今はあまり聴いてないですね。」 L「どうも、私の場合は初期のフロイドは好きになれなくて・・・、ちょっと、フロイドのファンだと人前で言うのも恥ずかしいのですが。」 P「いろいろなファンがいることが大切なのではないのでしょうかねぇ。」 L「そうですね、マニアックなファンばかりだと楽しくないでしょうねぇ。」 |
「モア」 More | 1969 |
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P「これはなんというか、LPしか持っていなくてCDを買わなかったくらいですから、今、聴き直してもどうですかねぇ。」
L「私の場合は、これはミュージック・テープを持っていましたが、多分一度聴いたきりだとおもいますよ。」 P「私も15年くらい聴いていなしし、これからも聴かないかも・・・」 L「その程度のアルバムですかねぇ・・・」 |
「ウマグマ」 Ummagumma | 1969 |
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L「フロイドが好きだというわりには、持っていないんですよねぇ。ELPで言えば『ワークス』みたいなアルバムですね。でもこちらがはやいんですよね」
P「これはいいですね。ライブ面しか聴きませんが、どれも好きです。とくに「神秘」の後半はすばらしいです。「ユージン斧に気をつけろ」のロジャーの絶叫といい、この4曲は聴かせますねえ。」 |
「砂丘」 Zebriskie Point (Original Soundtrack Album) | 1970 |
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L「これは、映画のサントラ盤ですね。CD2枚組の完全盤らしきものがリリースされましたね。」
P「そうそう、最近、完全版らしきものが出て未発表曲を聴くことができましたが、これはどうもいけません。『51号の幻想』だけが唯一の救いです。」 L「キース・エマーソンにしろ、ピンク・フロイドにしろ映画音楽になると、どうもいけませんねぇ。」 |
「原子心母」 Atom Heart Mother | 1971 |
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L「これは邦題がいいですね。直訳といえば、それまでですがね。」
P「リアルタイムでは聴いておりませんが、これは傑作だと思います。」 L「私も『狂気』からの遡り組ですから、偉そうなことは言えませんが、進歩的ですね。」 P「うまく言えませんがこういう長い曲は大好きです。B面では『アランのサイケデリック・ブレックファスト』がちょっと面白いですかねぇ。」 |
「ピンク・フロイドの道」 Relics | 1971 |
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P「これも「ユージン斧に気をつけろ」のオリジナルと「夢に消えるジュリア」が聴きたくてLPは買いましたが、CDを買うまでは至っておりません。『シャイン・オン』があるのでこれもCD化の予定はないです。」
L「フロイド初期のシングル曲などを集めたものですね。ジャケ違いもあるようですが、確かにシャイン・オンがあれば不要ですかね。」 |
「おせっかい」 Meddle | 1971 |
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L「『吹けよ風、呼べよ嵐』と『エコーズ』の2曲を聴くだけでも、充分価値のあるアルバムだと思います。」
P「これはもう、私が勝手に選んだBEST5に入るくらいの傑作です。」 L「具体的にはどのあたりでしょうか。」 P「『エコーズ』には不思議なパワーがあります。『吹けよ風呼べよ嵐』は時の流れを越えて永遠に輝いています。」 L「う〜ん、なるほど。」 |
「雲の影」 Obscured By Clouds | 1972 |
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P「タイトル曲がいかにもフロイドという感じでいいのですが、あとは聴いていてどうも退屈になってしま うアルバムです。タイトル曲がなかったらこれもCDまでは買わなかったでしょう。」
L「『ラ・ヴァレ』という映画のサウンド・トラックですね。私は、このアルバムは持っていませんでしたが、紙ジャケが出たついでに買ってしまいました。」 L「サウンド的には映画音楽という制限はあるようですが、狂気に近い雰囲気は感じます。」 |
「狂気」 The Dark Side Of The Moon | 1973 |
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L「私の場合は、このアルバムとの出会いが、フロイドとの出会いですね。また「恐怖の頭脳改革」も同時期に発表されてます。」
P「最初に聴いた時『今まで聴いていたものは何だったんだ・・・』と思うくらい衝撃を受けたアルバムです。あとは私がくどくどと申すまでもございません。」 L「このアルバムと出会ってから40年以上にもなってしまったのですねぇ。でも、これ以上の衝撃を受けた音楽は今のところ出会っていませんよ。」 |
「ナイス・ペア」 A Nice Pair | 1973 |
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L「あっ、これは『夜明けの口笛吹き』と『神秘』をセットにしたものなのですか。」
P「そうです。私はこの『毎度おおきにお手軽セット』を買ったので1stと2ndはLPで持っておりません。」 L「でも、フロイド・マニアとしてはオリジナルの1stと2ndも揃えたかったのでは・・・。」 P「私はマニアではなくただのファンなのでフロイドならなんでもいいという訳ではないです。」 L「ああ、それはどうも失礼しました。狂気が発売された時は初期2枚のアルバムは廃盤状態であったため、急遽2枚セットにして出たもののようですが、今は初期2枚も発売されているため、本アルバムは不要だということでCD化されていないようです。」 L「この前(2006年)、某通販でロシア盤の紙ジャケが販売されたていたので思わず買ったのですが、初CD化みたいですね。」 |
「炎:あなたがここにいてほしい」 Wish You Were Here | 1975 |
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L「私の記憶が正しければ、『狂気』の次に買ったアルバムですね。」
P「私はリアルタイムではここからです。以降音楽の好みは変わっていないので、あと何年たっても変わらないでしょう。いくつになってもフロイドの新作を待ちつづけますね。個人的には狂気よりも好きなアルバムです。」 L「本作は、世界的に大ヒットした「狂気」の次の作品ですが、前作があまりに偉大過ぎて、当時はあまり強い印象は受けなかったような気がします。」 |
「アニマルズ」 Animals | 1977 |
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L「『狂気』〜『アニマルズ』の3枚のアルバムは、関連付けて評論されることが多いのですが、ど〜も、フロイド関係のの評論家の皆さんは難しく、難しく解説するのがお好きなようで、ライナーノーツ読んでも意味がわからない場合がありますねぇ。」
P「このアルバムでフロイドのファンをやめたという人もいたようですが、私は大好きです。このアルバムのライブ・バージョンはBootlegでしか聴くことができませんが、ライブで一番パワーを感じる曲がそろっています。」 L「発売当時に購入はしましたが、あんまり印象に残りませんでした。でも、改めて今聴いてみると、やはり良いですね。」 |
「ザ・ウォール」 The Wall | 1979 |
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P「理由はさておき、私の一番好きなアルバムです。そして、好きになるのに(理解するのに・・・ではない)一番時間のかかったアルバムでもあります。」
L「これは、LPをしか持ってなくて、2007年頃にやっとCDを購入しました。」 L「1970年代後期は、EL&Pは「ラヴ・ビーチ」、フロイドは本アルバムを出すなど大きな転換期だったですね。」 |
「時空の舞踏」 A Collection Of A Great Dancs Songs | 1981 |
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L「邦題は時空の舞踏」となかなか凝ってますが、原題の意味は「偉大なダンス・ソング・コレクション」ですので、フロイドのイメージと全く合っていないし、収録曲もダンスを踊れるような曲ではないですね。シャレで付けたのでしょうかね。」 L「『マネー」は本アルバムのために新たに録音されているみたいです。」 |
「ザ・ファイナル・カット」 The Final Cut | 1983 |
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L「ロジャーの率いるフロイドの最後のアルバムですね。この時点でリック・ライトはフロイドを脱退していたましたね。」
P「『これがベストだ』という人もおりますが、どうみても前作からはじかれたのを集めたという感じでどうですかねぇ。ただ、音は『ザ・ウォール』よりもいいかも。まあ、私のような単純なファンは「ノット・ナウ・ジョン」が大好きです。」 L「私は、このアルバムは持っていたことさえ忘れていましたが、フロイドというよりもロジャーのソロ的な作品ではないでしょうか。でもロジャー名義でなくフロイド名義で出した事にラスト・アルバムとしての何らかの意味があるようにも思いますが…。」 |
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